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Thursday, September 20, 2007

研究者の道

どうやらこの二週間やっていた地味なチェックは
今後の計算に使いものにならないコンベンションに過ぎないことが分かった。
ということで二週間前の段階に戻る。

こんなことをやっているとどうもRiemann面を思わずにはいられない。
自分の研究の道程は解析関数のRiemann面上のpath。
壁や問題点はその解析関数のsingular point。
自分の身近なところはよく分かっているつもりになっているが
特異点は見つけたらぐるぐる回って調べるしかない。
今回の問題はどうやら何周かして戻ってくるような特異点だったのだろう。
しかし、「前進」はしている。
そのsingularな部分の性質が分かったわけだから。
もちろんnontrivialな特異点にぶつかってぐるぐるまわっているうちに
視界が開けて誰も見たことのない広い世界に到達するかもしれない。
逆にessential singuralityにぶつかったら非常に危険だ。
どんな値も取れるから予想もできない。
しかしいずれにせよ、
研究者のpathを歩こうとするなら特異点を避けて歩くことはできまい。
正則なところだけを歩こうとするならpathはunipueに決まってしまっている。
人生だってそう言えるかもしれない。
特異点から逃れてきれいなところだけ歩こうとしたらbranchなんか存在しない。
そのとき、もう歩く道はただ一つに決まってしまっている、かもしれない・・・


ヘンなことを考えるようになった。

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