に舞い戻る。約一週間の帰省であった。
今回の帰省では青森のNぶた祭りを見に行った。
なかなか活気があって良かったが、子供が多く、個人的には
年配の人の踊りをもっと見てみたかった。
あの身のこなし方は、流石長年踊ってるだけ(きっと)あって、
しなやかであった。
途中、隣に4,5歳の幼女を連れたうら若きお母さんが祭りを見に来たのだが、
路上で正座したり中腰になったりしながら子供の面倒を見ているので、
居たたまれず、自然な成り行きで座布団を渡して座ってもらった。
他には、特に変わったこともなく過ごしたが、
某施設でpあのを弾いているときにちょっと驚いたことがあった。
それは、練習している最中係員の人が来て僕に、
「すみません。」と声をかけてきたときのことであった。
僕は即座にきっとpあのの音がうるさいことのクレームかと思い、
「うるさいですか。」と返事をした。
(ちなみに、そこでpあのを弾くことは許可されているのだ。)
すると、向こうの返事は、うるさいのではなく、
pあのをもう少しゆっくり弾いてほしい、ということであった。
忙しなくて新聞を落ち着いて読めない、ということであった。
こんなクレームに出会ったことはなかったのでちょっと面食らったが、
言われてみれば確かに、といった気分にはなる。
個人的には速く弾くのが好きだし、以前某練習曲らを「こんな速く弾く人は
初めて(会った)」と言われたこともあるくらいだし。
まあここは自由にpあのを弾いてよいスペースであるとはいっても
一応皆にそれなりに聞こえるわけだから、
こういうクレームもありなのだろう。
しかし自分は雇われて弾いているわけではないので、
なんか変な気分を覚えた。