に行く。というのも、昨日はトルネコで温泉出すのに
5時間ほど費やしてしまいほとんど今週発表の
stringの予習がぜんぜん進んでいないためだ。
昼ごろから行ったのだが、1時間もせず飽きてしまい、
結局本を読んでしまう。
読んだ本の題名は
「インフォームド・コンセントは患者を救わない」
主な内容は、日本の医療業界の権威体制の批判、
医者のパターナリズム(父権主義)と患者の自己決定権の間のジレンマ
ではないだろうか。
著者は、医療に関して、日本は盲目的に欧米(特にアメリカ)
を医療先進国と決め付ける風潮があり、それはおかしい、と主張する。
というのもアメリカの医療に対する考え方は、
それはあくまでサービス、商品であり、払う金額の
多寡に応じて受ける診療に差がでるのは当然である、といったものである。
それと対極にある考え方として、イギリスを例に挙げ、医療は国家の義務であり、
国家の義務である以上国民が受ける診療内容は平等でなければならない、
とするものである。
日本の考え方は、両方を折衷したような状態であるといえ、
必ずしもアメリカ的な考え方(患者=消費者)が根付いているわけではない。
にもかかわらず、アメリカでインフォームドコンセントが根付いているからといって、
日本でその制度がうまく機能するとは言えないのではなかろうか。
インフォームドコンセントを実施して医療の是非を全て患者の自己決定権に委ねる、
というのは、患者の医者からの従属、服従を回避するものとしては聞こえはいいが、
それは医者の診療責任の丸投げ、責任回避につながるのではないだろうか。
むしろ(日本の)患者は、そういう医者との「冷たい」関係よりも、
自分のことを親身になって考えてくれる、そういう関係を求めているのではないか...
などなど。(あくまで大雑把な感じなので詳しく知りたい方は本を読んでね。}
こちらの方はなぜか飽きず3時間ぶっ続けで完読。
昔こういった議論を国際学寮でやったのを思い出す。
はい。予習します。